痔の治療
痔の治療で軽度のものは薬を使って自分で治療することになります。種類としては、塗り薬、注入軟膏、坐薬、内服薬などがあり、代表的なのはボラギノールやプリザエースでしょう。
中でも塗り薬はまずは最初に使われることが多くなっているようです。塗り薬ではどちらもステロイド入りがあり、出血や腫れがひどい時には有効です。
注入軟膏はボラギノールが酢酸ブレドニゾロン、プリザエースが酢酸ヒドロコルチゾンを主成分としており、内痔核の治療に威力を発揮します。
座薬も性格は注入軟膏と似ていますが、直腸下部に薬が滞留する分効き目が長いようです。成分は注入軟膏とほぼ同じとなっています。
内服薬では主に肛門にうっ血が生じないようにするため、排便をスムーズにすることが狙いとなっていて、軟膏などと併用して使用する人も多くなっています。
ここではボラギノールとプリザエースの両方とも漢方配合となっており、ボラギノールでは生薬エキス ボタンピエキス、プリザエースでは乙字湯水製エキスなどが主成分となっています。
痔の症状がひどい場合はやはり医師の治療が必要で、時には手術をしなければならないケースもしばしばあります。内痔核では手術ではない注射療法も外科的治療として行われますが、外痔核も含め、切開手術をすることも一般的に行われています。切れ時ではあまり手術はしませんが、痔瘻は手術以外に治療方はありません。